Number_i「GOD_i」が2025年上半期最も“HOT”な理由　ファンと手を繋ぎ導いたBillboard JAPANチャートでの活躍

　Billboard JAPANが2025年上半期チャートを発表。急上昇ソングチャート「JAPAN Hot Shot Songs」において、Number_iの「GOD_i」が首位を獲得した。

　「Hot Shot Songs」は、総合ソングチャート「JAPAN Hot 100」の指標の中から、ダウンロード、ストリーミング、動画再生の3指標の合計ポイントが前週より増加した楽曲を順に並べたチャートで、昨年12月4日より発表が開始。なお、2025年上半期チャートの集計期間は2024年11月25日から2025年5月25日となる。

　「GOD_i」は1月27日に配信リリースされた、Number_iとしては2025年初の作品。昨年の平野紫耀による「BON」、神宮寺勇太による「INZM」に続き、今作は岸優太によるプロデュース曲だ。メンバー全員がプロデュースしたリードトラックがついに揃うという意味でも、リリースへの期待は大きく膨らんでいたと思う。

　多くの人が待ち望んでいたことを示すように、「GOD_i」は配信リリース後、2月5日公開の同チャートで首位を獲得（※1）。「GOAT」の初週記録である64,321ダウンロードに次ぐ60,058ダウンロードを記録し、同じく2月5日公開のダウンロードソングチャート「Download Songs」（※2）、総合ソングチャート「JAPAN Hot 100」（※3）でも1位に輝いた。さらに、5月19日に2ndシングル『GOD_i』としてCDリリースした際には、先述した3つのチャートの5月28日公開分でそれぞれ首位に返り咲いている。

　Billboard JAPANの2024年年間チャートでも、Number_iは好成績を残していた。昨年5月27日にリリースしたミニアルバム『No.O -ring-』が累計35,219ダウンロードを記録し、ダウンロードアルバムチャート「Download Albums」で首位に（※4）。「2024年に最もダウンロードされたアルバム」としての称号を得たのだ。加えて、同チャートにはフルアルバム『No.Ⅰ』も4位にランクイン。アルバムは9月23日と下半期のリリースにもかかわらず、年間チャートで5位以内に入ったことにも触れておきたい。

　この一年ほどを振り返ってみると、こうしたチャートでの活躍は、リリース前後に行われる施策の影響も大きかったように思う。たとえば、『No.O -ring-』以降はリリースを記念した「Stationhead」でのリスニングパーティーを開催。大勢のiLYs（ファンの呼称）と一緒に楽曲を聴いて楽しめるほか、メンバーから制作裏話も聞ける貴重な時間となっていた。

　「GOD_i」に関しては、特設サイトで行われていたカウントダウン企画も印象深い。具体的には、サイト内に存在する“Number”と呼ばれる植物に“i”を届けると、植物の上に記されたパーセンテージが徐々に上がっていき、一定数に達したところで「GOD_i」のショート動画が公開されるというものだった。“i”を送る条件にはNumber_iの楽曲を聴くことも含まれており、楽しみながら「GOD_i」のリリースを待つことのできるような企画に仕上がっていた。